経済的に食べていくことが難しいという理由だけで、冷めきった夫婦生活に我慢をして離婚に踏み切れない人も多いはずです。
この本では離婚してもどこからどこまで法律的に守られているのか実に明確に書かれており、離婚後も決して弱い立場ではなく、むしろ強みが多いことを分かりやすく解説している。勇気と決断を後押ししてくれる一冊。さすが年間三百件以上の離婚相談を受ける人気弁護士による離婚の指南書と言える内容です。
「二十代はセックスレス離婚」「三十代はモンスター妻離婚」「四十代は人生のリセット離婚」など、著者によれば離婚はある程度の決まった形があるため、自分たちを特別視する必要はないとのこと。
つまり、現状の解決策や離婚後の最善の方法などは既に確立されているため、離婚を不幸な出来事とは思わず、次の幸せに繋げる通過点として受け止めることができます。
「離婚を心の問題として捉えてしまうと終わりのない無限の地獄。離婚を合理的に理性で捉えることが出来れば、幸せの道」と本書では述べられていますが、なかなか簡単にできることではありません。でも一度この本に目を通すだけでも、少し冷静になって今後のことを考えられるかもしれません。
新しい幸せを選ぶか、いまのままつらく生きるか、あるいは、いまを幸せにするためにできることを行うか。
それを考える上でヒントとなる本書です。
なぜ男は妻よりも美しくない女性と浮気をするのか? (宝島社新書)
中里 妃沙子 (著)
離婚からの復縁工作
永遠を誓い合ったはずの人生のパートナーから、離婚の意志を告げられたら。
復縁への最初の一歩は、「現実」を認識することから始まります。
離婚は簡単な選択ではありません。本書でもあるとおり、様々な葛藤、経済的あるいは社会的な問題、そして将来への不安が有るなか、それでもこれ以上一緒に居ることが出来ない。あるいは別に一緒に居たい人があるという選択を示したことを意味します。
その相手の意志を、離縁から復縁へ変換するには、真っ正面から問題と取り組み、改善し、できることをしっかりと行うことが重要です。
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